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1 女の子がいなくなったことに気づく松井さん 2 「よかったね。」「よかったよ。」の声を聞く松井さん |
指示 今日は,場面4を勉強します。 場面4は,どこからどこまでですか。指で指しなさい。 指名します。〜さん。 |
説明 場面4では,乗っていたはずの「女の子がいなくなり」,やがて松井さん は,小さな野原で「よかったね。」「よかったよ。」の声を聞きますね。 黒板にその題を書きますから,先生と同じスピ−ドでノ−トに書いていき なさい。ノ−トの新しいペ−ジに書きます。 | ||
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場面4 女の子がいなくなったことに気づく松井さん 「よかったね。」「よかったよ。」の声を聞く松井さん |
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指示 では,ここを3回読んでもらいます。 1回目は立って,2回目は座って,3回目は黒板のところに来て読んでも らいます。 それが終わった人は,何を聞かれてもいいように覚えるつもりで目で読ん でおきなさい。では,始め! |
発問 場面4の始まりで,松井さんは誰のことを考えていますか。 |
説明 では,松井さんの頭の中にその男の子のどんな顔が浮かんできたのか,み なさんにも体験してもらおうと思います。 指示 先生が今からそこのところを読みますので,みなさんは松井さんになった つもりで,そのときの男の子の顔を頭の中に思い浮かべなさい。 |
指示 では,頭の中に浮かんできた男の子の顔をノ−トに書きなさい。 1ペ−ジを丸々使って書きなさい。ただし,胸から上を書きなさい。 後で,その絵のことを一人一人説明してもらいます。 |
説明 その後,松井さんは女の子がいないことに気づきます。そして,「おかしい な。」と思うんですね。 発問 そのとき,松井さんは,どこにいたのですか。 |
発問 さて,松井さんはこのとき,自分が小さな野原に来ていたということを,最 初から気づいていましたか。それとも,気づいていませんでしたか。 指示 ノ−トに「気づいていた」「気づいてはいなかった。」のどちらかを書きな さい。 |
指示 では,そう考えたわけを,同じ考えの人どうし集まって話し合いなさい。 教科書から,できるだけたくさん証拠を見つけてください。時間は2分。 |
説明 しばらくすると,松井さんには,ある声が聞こえてきましたね。 指示 その声を指で指しなさい。 指示 〜君,読んで見て。 | ||
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「よかったね。」 「よかったよ。」 |
「よかったね。」 「よかったよ。」 指示 この会話文を黒板に書いていきますから,1行おきにノ−トに写していきな さい。 説明 さて,この4行のことで,先生はいくつか質問しようと思っています。 指示 例えば,どんな質問ができるかいくつか考え見て。 指示 1つでもできた人は,起立しなさい。 |
発問 それぞれ何が「よかったね。」のでしょう。何が「よかったよ。」なんでし ょう。 指示 意見のある人は,前に出て説明しなさい。 |
発問 1行目と3行目の「よかったね。」は,それぞれ同じ人が言ったのでしょう か。また,2行目と4行目の「よかったよ。」は,それぞれ同じ人が言ったの でしょうか。 指示 手を挙げてもらいます。 まず,「よかったね。」は,どちらも同じ人だと思う人?違う人だと思う人 ? |
発問 違うと考えた人は,それぞれ誰だと思いますか。 指示 前に出て説明しなさい。 |
指示 次,「よかったよ。」は,どちらも同じ人だと思う人?違う人だと思う人? |
発問 違うと思った人は,それぞれ誰だと思ったのですか。 指示 前に出て説明しなさい。 |
指示 今の意見を聞いて,反対意見がある人は前に出て自由に言いなさい。 |
そこは,小さな団地の前の小さな野原でした。 白いちょうが,二十も三十も,いえ,もっとたくさん飛んでいました。クロ−バ− が青々と広がり,わた毛と黄色の花の交ざったたんぽぽが,点々のもようのようにな ってさいています。その上を,おどるように飛んでいるちょうをぼんやり見ているう ち,松井さんには,こんな声が聞こえてきました。 「よかったね。」 「よかったよ。」 「よかったね。」 「よかったよ。」 それは,シャン玉のはじけるような,小さな声でした。 |